こんにちは、島本です。
先日の定休日を利用して人生初の歌舞伎を見に行ってきました。
これが普通の歌舞伎ではなく“スーパー歌舞伎”です。
皆さん知ってますか?
“スーパー歌舞伎”とは古典芸能化した歌舞伎とは異なる演出による現代風歌舞伎のことで、2014年より4代目市川猿之助さんを中心に『スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)』として上演されているそうです。
そして今回はあの超人気漫画の『ワンピース』を歌舞伎にアレンジして上演してるんです!
東京、大阪を終えて、4月2日からいよいよ福岡・博多座にやってくるということで1ヶ月前から予約して見に行ってきました。
『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』とは
『ONE PIECE』(ワンピース)は、尾田栄一郎さんによる日本の少年漫画で現在81巻発行していて国内累計発行部数は日本の漫画では最高となる3億2000万部以上で現在も連載中の超人気漫画です。
社会現象までなった漫画ですので皆さん何となく知ってるのかも知れませんが海賊となった少年モンキー・D・ルフィを中心とした麦わらの一味が「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求め、大海原を縦横無尽に冒険する物語です。
今回上演される場面はワンピースの中でも特に人気の高く物語の分岐点ともなったルフィの義兄エースの奪還を巡る海軍との頂上決戦編です。

そんなワンピースが歌舞伎でどう表現されるのか気になりますよね!?
海賊+歌舞伎= ?
一言で言うと物凄いエンターテイメント作品でした!
上演時間が3時間程あるんですが終始ワクワクしながら、笑いあり涙あり、みんなで立ち上がってノリノリで手拍子したり最後まで飽きることなく楽しめました!
客層もとても幅広く、歌舞伎好きのご年配の方からワンピース好きで歌舞伎初心者の小学生までいましたが、皆本当に楽しそうでしたよ!
見る価値あり、むしろ見なきゃ損です!!
関連HP:【スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース特設サイト】
見所満載ですよ!

見所はたくさんあるんですが、特に僕が印象に残ってる場面をいくつか紹介します。
まず役どころで言うと、市川猿之助さん。

主人公ルフィ、ボア・ハンコック、シャンクスと3役もこなされてて、特にハンコックという女帝海賊とルフィとのシーンでの早着替えは見物です!
最近は真田丸で武田勝頼を好演されたことでも話題の平岳大さん。


すごく好きな役者さんで今回の話のもう1人の主人公ともいえる火拳のエースを演じられたんですが、素晴らしい演技でした!
でも1番印象的だったのが、坂東巳之助さん。

ゾロ、ボン・クレー、スクアードの3役の中のボン・クレーがとにかく凄かったです!

動きもキレてて、声色も巧みに操り、会場を爆笑の渦に巻き込んでいました。
上演中は撮影等禁止なので言葉だけで伝えるのが難しいですが、凄くバランスが良い作品になってました。
プロジェクションマッピングを駆使したデジタル映像で度肝を抜けば旗を使って火を表現してみたりと、アナログとデジタルの融合というか両方の良さをうまく活かしてあり、とてもセンス良いなと感じました。
また観客と一緒に盛り上がれるシーンがいくつもあったのが良かったです。
舞台に大掛かりな滝が現れ観客にも水しぶきがかかったり、宙吊りになって会場を飛び回ったり、2階席にも役者さんが現れて皆で盛り上がれる場面を作ってくれたりと、ただ見るだけでなく一緒に参加・体験できるのが最大の見所だと思います。
まだ今なら間に合いますよ
凄い人気なので見たい席で取れないかもしれませんが、まだ日によってはチケットが取れるみたいです。
僕は日程さえ合えばもう1度見に行きたいですね。
あの舞台と観客との一体感はなかなか味わえない体験でした。
歌舞伎やワンピースを知ってる方知らない方関係なく楽しめるエンターテイメントな舞台。
興味がある方はぜひ行って体験して下さいね!
オススメです!
4月26日(火)までほぼ昼夜2回公演。
詳しくは下記をチェックして下さい。
【博多座公式HP/チケット】

(パンフレットも買ったのでRICHAIRにご来店の際、興味がある方は見てみて下さい)